読書『挫折を愛する 』Ⅱ

以下のような文章を読むと、心を強くするヒント、というよりも、挫折をした者に対する「励まし」と言った方がいい気がする。

~物事が順調に進んでいる時より、難航して真剣に悩んだ時の方が結果的に得るものは大きい。~

要するに「ピンチはチャンス」的な言葉なのだ。結局、それを乗り越えられた者だけが、それを言えるのだ。いざ大きな失敗をしてしまった時、「これはチャンスなんだ」と思える余裕などないと思うのだ。

~悩みに悩んで自分をとことん追い詰めていけば、「これだ!」という考えが見つかり、元の自分に戻れます。つまずきや失敗を反省することで、以前よりひとまわりもふたまわりも成長することができます。つまり挫折や崖っぷちは新しい自分に出会える絶好のチャンスです。~

~反省とは「自分の過去の行動について考察し、批判的な評価を加えたり、そのときの心理状態に注意を向けること」~

自分は最近、反省というものをしていない。物事が順調に進んでいるからかもしれない。失敗してしまうほどの大きな挑戦をしていないのかもしれない。失敗はつきもの、とはなから諦めているからかもしれない。というより、反省したって、もう向上も成長もしないと思っているからだろう。失敗しているんだろうけど、引きずらない。ぱっと切り替える、次を見る。(R5.4/15記)