読書8-17『人生ごっこを楽しみなヨ』Ⅲ

結婚について書かれた記述を取り上げる。

~結婚は本来、苦しみが半分になり、楽しみが倍になる素晴らしいものだよ。そういう結婚生活を送るには、やっぱり相手を尊敬することがないと難しいだろう。~

いつしか結婚して30年以上たった。半分とか倍とか、考えたことがなかったな。ただ、一人だったら経験できないことをいっぱい経験することができた。結婚してすぐに子どもができたので、結婚生活イコール子育て生活と言っていいだろう。その苦労を全部ひとりでかかえるなんて考えられない。楽しみが倍になるという感覚が自分に乏しいのは、相手を尊敬することがなかったからかもしれない。

~結婚というのは相手が尊敬できるような人に自分がなっていくことかもしれない。愛されたければまず自分が尊敬される人間になるってことなんだよな。~

子どもが大きくなり、それぞれパートナーを見つけ、巣立って家庭を持つようになった。二人だけの生活になってもう3年になるか。私は生活の軸足を職場から家庭に移行し、家事のほとんどをこなすようになっている。愛されたいからというわけではない。純粋に、その方を楽しんでいる。(R5.11/20記)