読書8-15『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』Ⅲ

本書を紹介するようになってから、家事について意識するようになった。よりいっそう他人に任せてはいけないと思うようになった。日本の男性は家事をしないという常識に反発するかのように。

~15歳の子どもの学力の世界比較では朝も夜もホーカーで外食という人も少なくないシンガポールがトップ。~

調べてみたら、シンガポールは、毎年OECDが実施している「国際的な生徒の学習到達度調査」(PISA)で、世界一の実績を出しているとのこと。その理由は、「勉強量」と「親の関わり度合い」が他の国に比べて、圧倒的に多いのだそうだ。確かに家事に時間をかけていては子どもの勉強に関わることはできない。食事は外食で手短にすます方が、学力形成によいということか。

~「外食は健康に悪い」とは言えない。食の外食化が常態化しているといわれるシンガポールの平均寿命は日本と比べても大差がない。~

外食ではないが、思ったのが「弁当」だ。キャラ弁という言葉があるように、我が国の弁当文化はまことに特徴的である。先日も校外学習で子どもを引率したが、お昼には華やかな手作り弁当が広げられた。まるで親の愛情の展示会かのように。何に価値を置くかはそれぞれだとは思うが、我が国の子どもの学力は年々低下している。(R5.10/14記)