読書8‐12『生き方の不平等』Ⅵ

3連休の翌日、異常なほどの酷暑だった。6時間目はだるさと眠気に襲われた。帰宅で自転車を漕ぐのにも足腰が痛い。ああ、早くこの暑さがなんとかならないものか。

次は男女格差である。

~分業体制は効率的であり、1960年代の高度経済成長は既婚女性の専業主婦化に伴う家庭内性別役割分業体制が確立したおかげとも言えます。~

男は外で働き、女は家庭を守るという分業が効率的で、結果、著しい経済成長をもたらしたのだ。

~賃金について見ると、日本の男女格差は欧米に比べて高い傾向にあります。その背景には、女性の管理職割合が極めて低いことがあります。日本の男女間賃金格差は依然高く、そこには女性の断続的な働き方とパート就労の低い賃金があります。~

女性活躍推進法というものがあるらしい。

~一つの役割を別々の者が担うこととされ、一人が複数の異なる役割(子育てと稼ぎ手役割等)を履行することは想定されていません。そのような国の出生率が低い傾向にあります。~

男女格差が、出生率にも影響するなんて。夫が外での仕事しかしない、家事を手伝ってくれない、子育てに協力的でないという風潮があれば、子どもを産むことに躊躇せざるを得ないだろうな。ところで、我が娘は二人とも、すぐに結婚し、子どもを授かっている。それは、私が家事や子育てに積極的に取り組んできたことと無縁ではないと思う。我が家の常識と世間一般の常識が違っていたのだ。(R5.9/19記)