読書8‐12『生き方の不平等』Ⅶ

今日は急いで帰り隣市の市役所へ。組合活動で開示請求に行く。昨日のわが市に引き続いてなので、もう慣れたな。

次は高齢者の不平等だ。

~高齢期とは経済的のみならず社会的な蓄えがものをいう人生の終盤期であり、不平等がより顕著に表れる時期とも言えます。~

蓄えといえば貯金しか思い浮かばないが、はて、社会的蓄えとは。家族がなく孤立していると、社会的な蓄えが乏しいということなのだろう。

~欧米と比べて日本の高齢者の経済格差が大きい理由の一つは、高齢者の就労率が他国に比べて大きいことです。働くことから得る収入のメリットがあるからです。しかもそれは年金だけで生活するのが苦しいことの裏返しとも言えるのです。~

総務省統計局の資料を調べてみた。「平成25年の日本における高齢者の就業率は20.1%と、主要国で最も高い水準にあります」とあった。「10年連続の増加で636万人と、過去最多」ともあった。が、第一位は韓国、次いで日本だった。

いうまでもなく我が国は高齢社会である。たくさんの人数でパイを分け合うのだから、一人の年金は少なくなるのだろう。そして今後もさらに高齢化は歯止めがかからない。もっともっと年金額は減らされるのだろう。それは覚悟せねばなるまい。(R5.9/20記)