読書8-11『独裁力』Ⅲ

リーダーの資質について書かれている。

~リーダーというのは何があっても「負けてもいいから」とは決して言ってはならない。最初から最後まで一貫して「絶対できる」と言い続けることが重要だ。~

私は組合の長をさせてもらっている。リーダーという立場とは少し違うけど。組合では、ある活動に取り組んでいる。とても難しい問題である。自分でも、できないのではないかと思い、正直その言い訳を探していた時もあった。でも、長として「できる」と言い続けることが必要なのだな。

~指導する上で言葉は非常に重要だ。いかに選手の心に訴える言葉を発するか。ここぞというときにはフォローする部分を完全に打ち消し、大胆に言い切る勇気が必要だ。~

言葉の重要性はよくわかっている。どうしたら適切な言葉を発することができるのか。それは「あらゆる事象を踏まえ、360度の角度でモノを考える」という言葉につながる。

~組織のコミュニケーションを円滑にするのに不可欠な要素は何か。大事なのは観察力。観察力を養う近道は、毎日部下の動静をつぶさに見ることだ。~

~上司が日々気を配り、部下の異変を察知し、適切な処置を施さなければならない。それには「観察力」が欠かせない。~

対象の動静をつぶさに見る。気を配る。異変を察知して処置を施す。「観察」と一言で表しているが、一連の行動が集約されている。(R5.9/9記)