読書『指導者の条件』Ⅳ

昨日は、1時間早く職場を出て、隣市の学校へ赴く。組合員の労働条件改善のための交渉に参加するために。

~指導者というものは、つねに事に当たって、何のためにこれをなすのかという使命感をもたなくてはいけない。~

~大勢の人の幸不幸を預かる指導者は日に五省も十省も自問自答を重ねていくことが必要だ。~

特筆すべきは、「指導者とは~」という指導者論の多様さである。一つ一つがすんなりと腹に落ちる。まさに筆者本人が、言葉通り毎日、自問自答を重ねているからこそ、多様な指導者論を作り上げることができるのだろう。

~人民を慈しむということが、自他ともに栄えるもとだったのである。指導者は、まず人々の幸せを願う仁慈の心を持たなくてはならない。~

今日、映画が見たくて勤務を早めに切り上げた。帰宅したら、ラインに組合員からのSOSが。予定を変更し、隣のまたその隣市へ。校内人事に関する労働相談である。私はリーダー的立場だ。言い換えれば指導者。まずは組合員に話を聞く、寄り添う。すぐに家に戻り、要求書作成。明日は都合が悪いので、古参組合員さんに交渉をお願いする。

~天命という前に、どれだけ人事を尽くしているか。人事を尽くさずして安易に天命を云々することは、指導者としては許されないことといえよう。~

安易に天命を云々してはいけない。そして、自分がやるべきことをしたか。人事を尽くしたか。それも自問自答しよう。(R4.3/24記)