読書8-11『独裁力』(川淵三郎)

独裁力 (幻冬舎新書)  – 2016/9/30 川淵 三郎 (著)

日本バスケットボール協会エグゼクティブアドバイザーと肩書にあった。今、男子バスケットボールのワールドカップでの日本代表の活躍が話題になっているが、この人の功績ももしかしたらあるのかも知れないと思った。が、私としてはJリーグ初代チェアマンというのが一番の印象である。私がこうしてサッカーを楽しめているのもこの人のおかげだと言ってもいい。

~「ここで僕が怒鳴ったら元の木阿弥だ」そう自分に言い聞かせてひたすら我慢した。なぜかと言えば純粋にスポーツを愛する者として心から何とか話をまとめたいという思いがあったからだ。~

自分の教員生活を振り返ると恥ずかしい。私も怒鳴ってきた方だと思う。そして元の木阿弥しかり、失敗してきた。自分の「何とか~したい」という願いや熱意よりも、その場の感情を露わにすることを優先させたのだ。

~改革を実行するにはリーダーが信念を持って引っ張っていくこと。過去の実例や説得力を持たせる理論武装や迫力、強引さも大事だ。~

知識も大切、ハートも大切。情熱も大切、冷静さも大切。(R5.9/5記)