読書『時間の作法』Ⅴ

私の挫折の一因は感情をコントロールできなかったことだと思う。以下のような筆者の発言は参考になる。

~私は嫌なことは三日我慢するという主義です。耐え難いことが起きて喧嘩になりそうだと思ったときは、頭の中で一つだけ思っておく。「三日待てば何とかなる。」そうやって自分に言い聞かせるんですね。~

~「人生にはどんなことでも起こる」んだということは常に覚悟しておいたほうがいい。つまりは自分の身の上に何が起こっても、それを正面から受け止めるだけの心構えが必要なのだと思います。~

そして「うん、確かに」と思う文章。
~実際には「徒然草」の指摘するとおり、本当に明日死ぬかもしれないのですよ。だから人に与えられている時間は有限であるというこのことを、常にしかも痛切に自覚していなければなりません。~

私が仕事を定時で切り上げたいのは、根底にこの考え方があるからだ。一日一日を大切にと考えると、健康で文化的でありたいと思う。人生最後の日を仕事に明け暮れて終わりたくない。