読書『ストレスのはなし』Ⅴ

私の場合は療養休暇3か月、休職3か月だった。

~休職中に読書をすることを勧めています。読書自体は双方向のコミュニケーションではありませんが、活字と触れ合うことで脳のトレーニングにはなります。~

私に読書習慣が身についたのは、休職以来である。ケチなので古本屋でしか購入しない。それもほぼ100円の新書ばかりだ。数えても意味がないから数えたことはないが、年間100冊近くは読んでいると思う。休職中はあちこちの図書館が住処だった。

~休職中は復帰に対する強い気持ちを保持して、体を動かし体力管理をしつつ読書やコミュニケーションを通じてしっかりと脳を動かしていることが大切です。~

そして休職をきっかけに座禅を始めた。週末の早朝は隣市の禅寺に通っている。休職期間中は、英会話サークル2か所、手品サークルにも行った。仕事で自己実現しようと努力することを止めたのだ。そんな自分を変えたかったのだ。

~いくら復帰に向けて準備万端整えていても、不安のない復職はありません。最後は「気合」で乗り切るしかないのです。~

4月から異動し、違う職場で働こうと決めていた。二度とあの頃にもどるまい、あの場所にもどるまいと思っていた。もし異動がかなわなければ辞めてもいいかと思っていた。異動できるかどうか、それがいちばんの不安だった。「自分のやれることしかしない」と思っていたので、仕事に対する不安は正直なかった。(R5.7/28記)