読書『一流の逆境力』Ⅳ

その他もろもろ、心に刺さった文章を紹介しよう。

~真の評価とは、自分自身がするものであり、他人の評価など関係ないのです。何かで失敗して結果が出なくても、踏ん張って一生懸命に仕事をしている自分を、もう一人の自分が評価してくれればそれで十分ではないでしょうか。~

教員評価シートなるものがある。それを提出し、校長と面談をする。自己評価を記入し面談に臨んだら、「自分に厳しいね」と言われた。他人が自分をどう評価しようと関係ない。自分が年度当初に書いた基準からすると、とうてい満足のいくものではなかったのだ。

~「問題の答え」は決して一つではない。たった一つの答えを思考停止して探してしまうと答えは一つしか見つかりませんが、「答えなんていくつもある」という思考で積極的に探せばいくつも答えは見つかるものなのです。そのためには「相手と同じ土俵で勝負しない」という視点を持つことです。~

何事も杓子定規で考えがちである。柔軟な思考ができない。たった一つの答えを正しいものとしてそれを振りかざしてしまうこともある。「答えは一つではない」「同じ土俵で戦うな」はいい言葉だ。

~自分が勝負できる、または勝負すべきと考えたときは、思い切って「わがまま」になってください。「わがままは悪」と決して思わないでください。「わがまま」はある意味では、自信のバロメーターなのです。自信のない人は、何年経っても自信がないままで終わってしまいます。~

他人に気を使いすぎるな、ということだろう。「自信のない人は~」というのはどこか自分を言い当てられている気がする。自信って自分にあるのかな。確固たる自信などないな。人の顔色ばかりを窺って自信もない、勝負もしない、そんな生き方をしてきたのだろうか。(R4.3/8記)