読書『ストレスのはなし』Ⅱ

先日職場を休んだ同僚がコロナだったそうな。組合仲間もコロナにかかっている。長きにわたって猛威を振るったコロナが収束して安心していたが、どうしてしぶといものだ。私は昨年この時期に風邪か体調を崩して楽しみにしていた夏旅行の一部をキャンセルした。猛暑で体調はおかしくなりがちである。気をつけねば。

ストレス障害に陥った人は、ストレスとの闘いに敗れた敗軍の将です。闘争心もなく、将来の目標や希望も失せているでしょう。考えることは反省と後悔、自己否定です。自己否定は自分にとって最強、最悪のメッセージなのです。~

考えることは反省。取り返したいから、見返したいから反省する。反省するのは、まだ「欲」が捨てきれないからだ。まだどこかで勝てると思っているからだ。

ストレス障害の患者さんはある意味で自分に降りかかった難題に真面目に真剣に必死で立ち向かった挙句に打ちのめされて挫折してしまった人々です。~

私は負けたとき、もう考えないようにした。そのことについては、何も。ある程度時間がたって、いろんなことを思った。そもそも見果てぬ夢だったのだ、負けたのは運命というより自然の摂理だったのだ、とか。そこには反省はなかった。

ストレス障害が発症するということは喩えて言うならば「脳の疲労が極限点に達した状態」だと言えます。いったん発症すると全治3か月というのが私の印象です。~

仕事で自己実現しようとして、全神経を集中させていたところがある。若い時はなんとかなる。だがすでに50代。すべて気力でなんとかしてみせるという年でもなかった。(R5.7/25記)