映画『愛しのクノール(2022)』

愛しのクノール(2022)OINK/KNOR 監督 マッシャ・ハルバースタッド

おとついショッピングモールでスラックスを購入。裾直しが2日後になると言われ、まあ付設シネマを観るついででいいやと思ったのだ。座禅、四九市の買い物をすませ、自転車で隣市のシネマに向かう。40分とかからなかった。

監督はマッシャ・ハルバースタッド。女性らしい。何年か前に『ぼくの名前はズッキーニ』という映画を観たことがあるが、私はそれと関連があるかと思ったがそうではなかった。

劇場に入ると、先客が幼児2人連れの家族のみ。騒いでくれなければいいなと思ったがそんなに心配いらなかった。それよりも、公開第1週の日曜日でこんなにガラガラなのが心配になった。

子ども向けアニメを侮ることなかれ。この作品、大人もバッチリ楽しめます。ストップモーションアニメなのだが、人形がとてもかわいいし、その表情が豊かで愛らしく好感が持てるのだ。そして登場人物のキャラクターがそれぞれ光り輝いて、いい味を出しているのだ。特におじいさんの個性、おもしろさはピカイチだ。字幕ではなく吹き替えだが、違和感はないし、おじいさん役はてっきり橋爪功かと思ったが泉谷しげるだった。まあ、歌を歌うというところからの人選だろうな。

観る人だれもがいっぱい笑い、ちょっとハラハラ、最後にまた笑う、そんな幸せな気分になれる傑作です。(R5.7/9記)