名探偵ポアロ ベネチアの亡霊(2023)103分 アメリカ 監督 ケネス・ブラナー
3連休中日、外食しようと市街地に出るが、目ぼしい店がない。いや、あるのだが日曜定休ばかりなのだ。結局スーパーで菓子パンを買って図書館で食べる。思いついたように、床屋、帰宅後家人に夕食の世話をして、隣市ショッピングモール付設シネマに向かった。
ずっとポアロシリーズを観ているので、普通に選択。監督は、製作、主演を務めている。関連作品を観ると、俳優としても監督としても大成功を収めているではないか。凄い人だ。
私自身、たしか映画の日以来の鑑賞になる。映画を観るという感覚を失っていたので、そう力まずに観ることにしたが、十分面白い作品だと思う。ポアロは、霊の存在など信じないが、それでも繰り返す不可解な現象。そのたびにハラハラドッキリさせられるし、私もポアロになって「もしかして」という気分になってしまうのだ。
登場人物が全員、被害者や犯行に何らかの形でかかわっているという構造や、戦争の傷跡が残されてその愚かしさを訴えているというのもいいと思う。観といてよかった。(R5.9/18記)