読書『信念をつらぬく』Ⅵ

信念を貫くための秘訣があるのだな。

~大きな改革を進めていくためには、たとえ期待する人に対しても正しいと思ったことを言う。政策実現のために、常に真剣勝負しているというだけのことです。~

「全力で」という言葉はよく聞く。だが、ここでは「真剣」。誰に対しても、その人が間違っていたら指摘する、ということだ。どんな時も、自分の態度を変えない、ということだ。

~「これをやり切れたらうれしいな」と心から思える難題に挑み、楽しんで取り組んできたからこそ、途中で心が折れてしまわずにすんだのではないかという気がしています。~

「楽しんで」取り組むからこそ、心が折れない。私は「楽しんで」というのが苦手だ。四角四面に取り組んでしまい、肩の力が抜けられないのだ。私は「真剣勝負」をせずに「全力投球」をしてしまうのだ。私は剣道の経験があるのだが、肩や腕に力を込めて、ガチガチに構えても相手へ打ち込むことができずに勝負にならない。ゆったりと柔らかく構えて、相手の動きに応じながら隙を見て打ち込まなくては勝てない。そんなことを思い出した。

~肩に力を入れず「うまくいったらラッキーだな」「またチャレンジしよう」というように、しがみつかず、あきらめず、柔軟に取り組んでいけば、自ずと道は開けるのではないかと思うのです。~

しがみついていては心が折れる。あきらめたら達せられない。つかず離れず柔軟にチャンスを見極めろということか。(R5.6/3記)