読書8-1『無頼のススメ』Ⅵ

まだ体調は万全ではないので、朝からゆっくりさせてもらっている。

~いじめのような「基準からの逸脱」は人間につきもので、現実の世の中では人は人を殺したりもする。そういうことがあり得るのだと想像し、予測して対応することを身につけなければいけないのです。~

不登校も、いじめも、あって当たり前なのだ。

~人が世の中を知るためには「理不尽がまかり通るのが世の中だ」ということをなるべく若いうちに、頭ではなく身体で覚えることが大事だと思う。~

~人間の世の中は、どれだけ裕福で丈夫に育っても、外へ出たら必ず理不尽がある。理不尽こそが人を育てるというのはまちがいありません。~

今日、買い物に行ったら、10年ぶりくらいに、かつて担任をしていた児童の保護者を見かけた。いわゆる「モンスター」だった。その人は、気に入らないことがあると、家に呼び出して長時間説教をした。私はその地雷を踏まないように、神経をすり減らした。それは理不尽だと思う。それによって自分が育てられたとは思わない。しかし、その理不尽に合わなくとも、もっと別のことで苦労はしていたのだとも思う。

今の職場でも、「ある親から1時間も長話をさせられて」という話を聞く。今、同じような理不尽がふりかかったらどうするか。私は早々と職場から離れ、その対応は上司にすべて任せるだろう。自分にとっては、たかが仕事なのだ。(R5.4/29記)