読書7-13『それでも僕は前を向く』Ⅳ

1月のカード明細を見てびっくり。普段の3倍以上の金額だった。そういえばスタッドレスタイヤを買い替えたのだった。

筆者の父親との関係から処世訓となっている。

~「一人前」とは「自分の力で食べられるようになること」そしてそれは一人前になったら、人に迷惑をかけない限り、何をしてもよいという処世訓に続く。一人前の人間になるまでは、つまり子どもが半人前の間は、後の半分は親の責任だということになる。「だから俺はお前の行動を制限する」という論理につながる。~

一人前って言葉もめっきり使わなくなったな。思えば教育も「自分の力で食べられる」人間を育てることにあるのだ。子どもを一人前の大人に育て上げることが教育者の仕事だ。

~父の原理原則から学んだこと。「世の中には自分の思い通りにならないことがたくさんある」人によってやりたいことが違う。だから人が生きている限り「やりたいこと」がぶつかり合う。~

~だからこそ人はそれぞれの「やりたいこと」を譲り合い、尊重し合って「やりたいこと」のうちの「できること」を一生懸命やる。そうやって社会は成り立っている。~

人同士が譲り合い、尊重し合うのが社会なのだ。やりたいことを好き勝手にやっていたら、周囲は迷惑だろう。「やりたいこと」のうちの「できること」「できないこと」の区別ができるのも、「一人前」の条件なのだろう。(R5.2/2記)