読書7-13『それでも僕は前を向く』Ⅲ

1時間年休を取って、組合活動。某地域教育委員会に赴く。よい感触を得ることができたと自賛。

次は、親子の関係について書かれている。

~「何があっても、あるいは何かあったら絶対にお前を守る」ということだ。そういう親を子どもは裏切れないと思う。当たり前に、そういう親に迷惑はかけられない。ひいては社会に迷惑をかけられないということになると思う。~

私は我が子に、上記のようなメッセージを伝えたことはない。それでも今のところ、子どもから裏切られていないし、大きな迷惑をかけているふうもない。それはただ私が幸運だっただけなのだろうか。思えば、私自身、親からそんなことを感じたことはなかった。それもまた幸運だったのだろうか。

~親の子どもに対する責任感や義務感が軽くなったし、覚悟もなくなった。その分、子どもも親に対する責任感や義務感、つまりこんなことをしたら親に迷惑をかけるかなといった感覚や、親に申し訳ないといった感情も薄くなったのだろう。~

子どもを育ててきたが、責任感、義務感云々というより、ただ忙しくあっという間に大きくなり、そして巣立っていった。昔の人は、そんなに責任感、義務感があったのだろうか。もしそうだとしたら、昔はみな貧しかったからではないだろうか。着るもの、住むところ、食べるものに苦労し、なんとか子どもを立派に育て上げた。自分の血を引き継ぐ者への思いも一段と強かったに違いない。(R5.2/1記)