読書6-19『広く弱くつながって生きる』Ⅳ

横のつながりをつくるためには、良好な人間関係をつくらねばならない。

~大切なのは自分が備えているある種の知恵のようなものを、求められたら提供することです。求められなければ何も言わないのが肝要です。つまるところ、相手にとって必要な人と思われればいいわけです。~

「求められたら」というのが肝要だな。誰しも年をとれば知恵はたまるものだが、それを伝えねばと力んではいけない。ただの出しゃばりで終わってしまう。私もがまんして求められる時を待とう。

~私があまり好ましくない人物と判断する条件①自慢ばかりしている人、②誰かと知り合いなのを自慢する人、③自分にばかりベクトルが向いている人、④人の悪口や何に対しても文句ばかり言う人、⑤お説教の多い人、⑥物事を損得で考える人、業界内の話しかしない人。~

私に心当たりがあるとしたら③だろうか。それまで誰にでもいい顔をしていた自分に嫌気がさしたのだ。その反動で、自分のことばかり考える自分になっていないだろうか。自分のことだけを考えるな。じゅうぶん注意せねばなるまい。

~自分というのはしょせん鏡のようなもので、自分(個人)だけを見てもその人となりはわかりません。どんな人間と関係を築いているかによって、鏡のように自分自身が逆照射されて見えてくるのです。~

~自分が高みにいると自信を持つ人より、自分にはまったく自信がなくとも、周囲の人間に恵まれている人の方がずっと魅力的です。~

自分が高みにいるとは思っていないけど、なりたい高みは目指している。だけど、そうではなく、良好な横のつながりを意識的に作っていくことの方が大切なのかもしれない。(R4.8/31記)