読書6-17『ストレス一日決算主義』Ⅱ

悩みの原因は、「過去と他人」なのだ。

~過去と他人という自分の努力では変えられない2つの要因が悩みの原因として君臨している限り、どんなに頑張っても症状が改善する可能性はありません。~

~変えることのできない過去と他人について思い悩むのではなく、今のあるいは将来の自分を変えることで悩みを消していく。そしてメンタルヘルスにおけるカウンセリングの役割は「あなたは変える力を持っている」ということに気づいてもらうためサポートしていくことです。~

職場でも、教え子に関しての悩み、同僚や上司に関しての悩みが挙げられる。我々教師はともすれば他人は変えられると思いがちである。変えることが教育の本質だったりする。そこで、働きかけても変えられないことに悩む。念ずればいつか通じる、なんて思っていたりする。もしかしたら悩むことの方が楽なのかもしれないね。自分を変えないのは怠慢なのかもしれないね。変わるにはエネルギーがいるのだから。

長時間労働もストレスの一つ。

~工夫をすれば早く帰れるはずなのにそれをしない、あるいはそうすることがはばかれるような雰囲気の職場で働いている人たちが問題なのです。ストレスに起因するうつの大半が「雰囲気」に逆らえないという理由から発症するケースを占めています。~

これも自分が変われば、悩みが消えるのだ。雰囲気に逆らってでも、早く帰る自分に変わることだ。

~「せめて6時とか7時には帰れるように頑張ってください」と言っているのです。もし社員全員が1~2時間の残業をしても仕事が終わらないような状況であれば、それは会社のほうに問題があります。事業内容を見直して必要な数の労働者を雇用すべきでしょう。~

会社が変わるように期待してはいけないのだろう。ましてや人件費も削減されているのだ。やはり自分が変わることだ。(R4.7/26記)