読書6-16『老いる覚悟 』Ⅳ

天気大荒れの一週間が終わった。梅雨に逆戻り、土砂降りも味わった。今やジョギング中は強い日差しも浴びた。晴れたり、曇ったり、雨が降ったりが人生なのだ。

~現役の引退は過去との決別も意味する。いいことも悪いこともすべて過去の出来事として水に流す。人生は天気のようなものである。~

~極端な不幸の連打に襲われた時、しょせん天気のように一過性と思った方がよい。気の持ちようである。ネバーギブアップの精神である。~

一過性と思えるかどうかがポイントだ。これが一生続くのか、と絶望してしまうときは、精神的に疲れている時、不健康な時なのだ。脳が疲れていると言ってもいいだろう。やはりそんな時は、無理をすると本当に重篤になってしまう。思い切って休もう。「気の持ちよう」「ネバーギブアップ」なんて、余裕があるから言えるのだよ。

~老いても人間枯れたらおしまいだという執念が必要になる。自分は絶対枯れないという覚悟を持たなくてはならない。人間は歳を重ねても欲望を持ち続ければ艶がなくならない。生涯現役で生きていくために欲望はビタミンと同じ必須なものなのである。~

私は仕事においては、成功しようとか認められようという欲望は全くなくなった。仕事に関してはもう枯れてしまったのかもしれないな。そのかわり、人生そのものについては、絶対枯れないという覚悟を持とう。決意を持とう。やりたいことをやろう。生きたいところへ行こう。食べたいものを食べよう。さて明日から3連休だ。(R4.7/15記)