読書6-16『老いる覚悟 』(森村 誠一)

老いる覚悟 (ベスト新書)  – 2011/5/10 森村 誠一  (著)

「覚悟」という言葉が出ている文章を取り出してみよう。

~未来には無限の可能性がある。新たな出会い、チャンスがあるかもしれない。生きているがゆえの可能性を考えて、新しい人生があると信じる覚悟があれば、どんな逆境の中でも、多少は生きやすくなるのではないか。~

逆境におかれたとき、「この酷い状況が永遠に続くのか」と思ってしまいがちである。私が仕事で苦しんでいた時も、そういう気持ちになった。「どうせあと少しの我慢だ」「ここを耐えればチャンスがきっとやってくる」と思えないのだ。

~可能性はあるかもしれないし、ないかもしれない。それでも生きる覚悟をするしかないのである。~

まあ、生きにくい状態であれば、逃げたり、脱落したりすればいいだけの話だ。それも一つの生き方だ。どんな形であれ、生きていれば、チャンスがやってくるのだと思う。だから可能性がないなんてことはないと思う。

~人生が、日常の生活が8割がたスムーズに流れているときには、つい気持ちが弛みがちになる。だからこそ、異常事態に備える覚悟が必要なのである。~

今は生きにくいことはないので、気持ちは弛んでいるのかもしれないな。でも異常事態というか、ピンチは間違いなくやってくるだろう。ただ、それに備える方法がよくわからないのだ。(R4.7/11記)