読書『指導者の条件』Ⅲ

指導者の条件はまだまだ続く。

~指導者として真の勇気を生み出し力強い活動をしていくためには、まずみずからの心に問うて、やましいところがないか、公明正大であるかということが大切。~

自分が日々、問いかけることが大切なのだ。

~志を立てて事を始めたら、簡単に諦めてしまってはいけない。世にいう失敗の多くは成功するまでに諦めてしまうところに原因があるように思われる。~

労働問題で、自分が取り上げた案件がある。その問題を回避するためには別の方法もあるのだが、看過できない問題でもあるのだ。諦めてしまおうという気持ちもあるのだが、やはりそうではいけないのだ。

~大事なことは自分でいろいろ考え、発想し、自ら行っていくという自主性である。指導者として大事なことは、人々の自主性を引き出していくこと。~

組合だって、組織員一人ひとりの自主性が問われる。組合活動に主体的にかかわってほしい。だが、月に一度の会合さえも参加できないほど、現場は忙しいのだ。その多忙をなんとか解決するために組合があるのだけれど。私は、組合員の自主性をどう引き出したらいいのだろう。

~自分というものを捨て去って、何が正しいかを考え、なすべきことをなしていくところに力強い信念なり勇気が湧き起こってくると言えよう。~

「何が正しいかを考え、なすべきことをなしていく」その前に、まだ自分は「自分というものを捨て去る」ことができていない。自分を守っているところがある。やはり信念や勇気が初めからあるのではないのだ。考え行動していくうちに湧いてくるのだ。(R4.3/21記)