読書『逃げ上手ほど生き上手 』Ⅵ

~給料は高い、好きなことができる、認めて貰える、などと何でも揃っている職業は今どきありません。何が一番欲しいのか。つまり自分のプライオリティ(優先順位)を理解し、守ることが大事なんです。~

自分の職業はどうだろうか。安月給で不満だと思ったことはない。そうそう細かなところまで指図を受けるわけではない。認めて貰えてるか貰ってないかどうかはわからない。じゃあ、何が一番欲しいのか。お金だ。安くはない給料をもらっているのだから、不満や苦労もがまんしなくてはならないのだ。

~他人の評判の価値も、受け取る自分次第。誰から認められることが自分に意味があることなのかを、よく考えることが大事です。誰もかれもから感心される必要はありません。自分にとって意味のある他人というのは、実はそれほど多くはないと思います。~

自分はかつて、不特定多数のみんなから感心されたいと思っていたけどね。今では、評判や評価に対しての関心がなくなってしまった。認められること自体、自分には意味がないと。自分にとって意味のある他人など、両手で足りるくらいじゃないかな。

~本気で努力すればできる、だからこれから本気になると言ったりします。でも10人のうち9人は失敗するんです。その原因は自分のことが客観的に見えていないことがひとつ。それと勉強や努力が人間にとって一番大切で万能なものだと思い込んでいることが一つ。~

このあたりは学校教育が大きく関与している。とにかくとにかく学校は頑張らせる。目標を持たせて努力させる。たくさんの授業内容、そして宿題。その隙間に行事を詰め込む。自分を向上させようと努力することこそが尊いのだと。そんな学校を楽しいと思えというのは、考え直してもいいと思う。(R4.1/28記)