読書『逃げ上手ほど生き上手 』 (栄陽子)

「逃げ上手」ほど生き上手 (ヴィレッジブックス新書)  – 2008/6/30栄陽子  (著)

今日から、ノートは6冊目に入る。

3年ちょっと前だが、私もある意味「逃げた」クチである。年度の途中で、仕事を投げ出し休職に入ったのだから。自分が逃げたことについて、その意味を突き止めたかったのだろうと思う。

~必要のない我慢からは逃げていい。苦手なものや嫌なことに時間を取られるよりも、得意なもの、好きなことに時間を割いた方が効率的です。他人にどう思われても構わない。自分は自分の思うように行動して思うように生きるという強さが必要です。~

~自分の手の届かない部分についてはスパッと切り捨てる。どうにもできないのだからもう余計なことは考えない。どうにもできないという事実を怖がらずに、自分の限界としてわきまえる。それもまた強さなのです。~

あの時が自分の限界だったのだ。努力すればなんとかなる、と思ってがんばったが、かなわなかった。現実として自分の能力の限界を受け入れるべきだったのだ。「強さ」って、我慢強さとか、打たれ強さもあるが、しなやかさもまた強さだ。折れないためには、しなやかさが必要だ。

~逃げるということは困難を避けて楽な方へ流れるというだけのことではない。自分の欲望と能力の限界とをしっかりとわきまえて、自分が無理せず最も幸せになれる方向を選び取ること。それには決断力が必要です。~

自分の思うように行動するという決断力だ。他人の思いに振り回されてはいけない。(R4.1/22記)