読書『大人のお作法』Ⅲ

次は食べ物、食事の作法だ。

~供されたものは残さずに食べ、汁も吸い取り、ソースもパンでぬぐい取り、骨の類は器用に外して脇へ片付けるといった具合に、つまりは食べ散らかさないようにすることです。~

残さず食べない、ということだけはできるけど、食器もきれいにして返すんだな。だから、食器をぬぐうためにパンを一部残しておかなくてはだめだな。目玉焼きのお皿ならできそうだ。だけどサラダの器にはいつもドレッシングが残ってしまう。あれはみっともないんだな。

~天地の恵みや作った料理人のことも考えなければなりません。器を汚さないってことはどんな料理の時も必ず気を付けるべきでしょうね。交ぜっ返したままではその人の普段が見透かされます。~

普段から気をつけなさいということだ。

~我が家で一人の食事をする時でも、背筋を伸ばして膳に向かうという心がけを忘れてはいけませんね。~

座禅を始めてから、背筋が伸びるようになったと家人から言われた。

~相客がある席では自分だけが早くならないよう、あるいは遅れないよう、見はからいながら箸を進めたり、休めることですね。ことにご婦人よりも先に食べ終わることはしてはいけません。~

私は食べ物を口に入れたら40回噛むようにしている。だから食べ終わるのが人より遅れる自信がある。早く食べてしまうことはなさそうだ。今度の日曜日、娘の旦那の実家に訪問する。心がけてみたいと思う。(R3.12/2記)