この世界に残されて (2019)AKIK MARADTAK/THOSE WHO REMAINED監督 バルナバーシュ・トート
近所のコメダで小倉トーストを食べた後、隣市のミニシアターに向かう。中核都市でしか上映されなかった本作品が地元で上映されている。某サイトで高評価である。喜んで出かけた。
終戦後のハンガリー、家族で一人生き残った娘が、中年の医師の家に転がり込むという話。娘は16歳。医師は42歳。私はこの二人が結ばれるのかどうか、そればかりが気になってしまった。年の差は26歳か。男からしたらラッキーだよな、なんて。
きっとナチスの支配からソ連共産党の支配へと、人々が翻弄される様子も垣間見られたのだが、二人の行く末ばかりが気になってしまったのだ。そこを私が冷静に見ておけば、もっと違う感動が得られたのかもしれない。私としては、未消化ですっきりしない印象しか残らなかった。
たくさん観ているから、こんな思いをすることもある。もう少し第二次大戦の戦中後のハンガリーについて予備知識があるとよかったかもね。