読書『今日すべきことを精一杯!』Ⅳ

「環境」という言葉が多く出てくる。

~今まで比較的若い感じで暮らしてきたのは、若い人々の環境の中にいたことが私を自然にそういうふうにしたのだと思います。~

何十人という職場の中で自分より年上は片手で足りる人数だ。もう自分より若い人ばかりなんだよな。

~人間というのは年を重ねる中で、どのような場に、あるいはどういう環境の中にいるかということが、その人に一番大きい影響を与えるものと思える。~

~「人間というのは、自分の運命は自分で作ってゆけるのだということをなかなか悟れない」人間が環境を作り、その中に運命が入ってくる。だからその環境次第で人間が成る。~

自分の運命なんて、自分ではどうにもならないと思ってしまうなあ。自分の運命は自分で作れると思えるのは「悟る」ことなのだな。自分が自分の環境を作れば、運命が入ってくるのだな。

~自分自身で環境を作ろうという努力をしていくと、歳をとっても明るく生きていけるはずです。10年前から定年後の生活をデザインしなくてはいけません。~

きっとその明るさというのは、環境を作ろうという主体性、積極性から漉し出されるものなのではないだろうか。環境を作れということは、自分の今の環境に主体的に、積極的に、かかわっていけということか。

~生まれてしまったからには私が私を作り、私が私の環境を作り、私が私を育てるという、その私の責任において、ではどうしたらよいかという作戦を立てて意義深く生きたいものです。~

きっと筆者も、定年後の生活について書いているのではないかな。定年退職し、職場という環境から離れると、家庭しか環境はなくなってしまう。だから、定年10年前くらいから職場環境に替わる環境づくりをデザインしろと。

~人間は歳をとっていく過程の中で、一人ひとりが自分を作り上げていくのです。そのためには自分の環境を自分が作らねばならない。~

歳をとるということは、自分を作り上げるということ。そのためには環境を作る、すすんで環境にかかわること。(R3.10/2記)