映画『犬部! (2021)』

犬部! (2021) 監督 篠原哲雄

今日、明日と都市にて出張。それを利用して地元では観られない作品を観ることにした。出張が終わり、ベーカリーショップで休憩後、金券ショップでチケットを安く購入し劇場に向かう。

高評価の本作品であるが、期待したほどではなかった。というか、自分には合っていなかった。なぜなら、私も犬とか猫とか可愛いと思うけど、飼うほどに好きではないのだ。劇中に「この犬を幸せにしてやりたい」というような言葉があったが、私は犬や猫を「自分の楽しみ」にしか考えられない。犬や猫の飼い主は、愛するがゆえに彼らを幸せにしてやりたいと思うのだろうな。私には、彼らの命が重すぎるのだ。

だから、警察沙汰になろうと犬猫の命を守ろうとする登場人物に、序盤は惹かれたが、徐々に共感できなくなってしまった。やっていることはすばらしい。自分にはできない。「友情」もサブテーマになっているが、自分自身、親友と呼べる人物がいないことも共感できない一因かも。

社会派の映画です。観る人が観たらとても感動するのだと思う。私は、お寺で譲ってもらった鈴虫でじゅうぶんなのだ。(R3.7.27記)