映画『Mr.ノーバディ (2021)』

Mr.ノーバディ (2021) NOBODY 監督 イリヤ・ナイシュラー

きちんと勤務時間まで働き、帰宅して少し休憩して市内の映画館に向かう。この作品、ずっと気になっていたのだ。(そんなのばかりだな)もう大体のストーリーは予想がつく。予想つくが観たい。4点以上の高評価というのも背中を押してくれた。

序盤の乱闘からエンジン全開。その中での最後のカットは、虫の息の若者を死なさぬ配慮だったわけね。ラスボスもなかなか強そうで怖そうで悪そう。ここはお決まりの「ロシア人」だ。やはりロシアは永遠のライバルなのだ。

クライマックスもド派手にぶち上げる。途中である映画を思い出した。デンゼル・ワシントンの『イコライザー』だ。この映画も大好き。デンゼルの趣味が読書、文学だとしたら、本作では音楽。その音楽にのって次々に悪をやっつける。どんどん倒されていくのが痛快で不謹慎にも笑ってしまった。

良作でも名作でもない。これこそB級映画。感動作ではないが、感動的に悪を叩きのめす。私はこの手の映画が大好きだ。(R3.6.23記)