映画『ザ・バッド・ガイズ』

ザ・バッド・ガイズ (2019) THE BAD GUYS: REIGN OF CHAOS 監督 ソン・ヨンホ

昨日観た『砕け散る~』と同時間帯だったので鑑賞を今日にずらした。毎週日曜日は坐禅に行く。そこから寺の近くにある喫茶店でモーニングをとり、家に帰らずにジャージのまま劇場に向かう。

マ・ドンソクについては『悪人伝』で完璧にハマってしまった。マ・ドンソクの役は彼にしかできない。わが国では誰ができるだろうか。思い当たらない。そう考えると彼は国際俳優だと思う。

さて本作だが、マ・ドンソクが巨悪に立ち向かっていく訳だが、どんなに悪が大きくなろうと結局は一方向の対立軸となる。展開にもう少し工夫が欲しかったところ。そしてマ・ドンソクがいい人過ぎてしまい物足りなかった。やはり彼はヤクザの親分がぴったりだと思う。だが、本作はマ・ドンソクを観るための映画だと思えばいいのだろう。

課長が悪に言い放った。公務員は市民の税金で食わせてもらっている、悪いことだけはするな、と。全くその通りだ。肝に銘じておきたい。