読書『 アドラー珠玉の教え 自分の人生を最高に生きる77のヒント 』Ⅴ

自分の感情を抑えきれずに失敗してしまうことがある。ライフスタイルというものが解決の鍵になるらしい。

~ライフスタイルとはその人固有の生き方あるいは信念体系のことであり、その人の行動を決めている内的システムのことを言う。~

~感情的にならないためには物事をどのように認知するかというライフスタイルを調整することが何よりも効果的なのだ。~

~実際には感情も自分で選択することができる。だから自分の感情を人のせいにするのではなく、自分の見方や考え方によって感情を選択していると受け止めるべきなのだ。~

ある物事を認知したとき、感情が高ぶりそうになったら、その認知の基準を緩めるということだな。そして物事に自分の感情を左右されてはいけないのだな。

このような言葉に勇気づけられる。

~あなたの仕事はまちがいなく多くの人の生活に貢献している。つまり、あなたは他の人の仕事から恩恵を受けているのだが、それと同じように、他の人もあなたの仕事によって恩恵を受けている。このように仕事をすることを通じて、人は社会としっかりつながっているのだ。こう考えれば仕事に対するやりがいを感じ、働く意欲も増してくるはずだ。~

絶対そうであるはずだ。そうでなくてはならない。だが、日常の仕事ではそんな当たり前のことを意識する余裕がない。ともすれば「自分は誰かに迷惑をかけていないか、自分は他の人より劣っているのではないか、仕事が遅れているのではないか」、そんなふうに思ってしまう。「あなたは貢献しているのですよ」なんて誰も言わない。互いに労をねぎらう場面なんてない。そんな職場を、人間関係を見直さなくてはならないかもしれない。