読書『 おかげさまで生きる 』Ⅴ

まだまだ心に留まる言葉がある。

~世の中にあるすべての評価は所詮、誰かの思い込みです。評価とはその程度の存在です。うわさ話やあることないことに振り回されることほど、ばからしいものはないのです。~

この言葉にとても勇気づけられる。評価ばかりを気にしてしまう。それは他人を「自分を評価する存在」としか見ていないからだろうか。そうではなく、他人様、その人たちのおかげで生きられている、生かされていると思えないだろうか。要するに他人を信用していないのだな。

~自分の命があるのは数えきれないほどの先人がつないでくれたリレーの結果だという事実に、私たちは気づく必要があるのです。~

自分の命を支えるのは、家族、同僚という横軸だけではない。両親、先祖という縦軸もある。

~「お互いさま」の精神で成り立っているものであり、同時に「おかげさま」の精神が発露した結果でもあるのです。この精神構造を最も端的に具現化しているのが「あいさつ」です。あいさつを交わすことで私たちは「お互いに今日も生きていますね」「おかげさまで今日も元気ですよ」と確認し合っているのです。~

あいさつって、そういう意味にも考えられるのだ。あいさつは「お互いさま」「おかげさま」の気持ちが込められている。