読書『 わかる!使える!労働基準法』(布施直春)

わかる!使える!労働基準法―「知らない」ではすまされない仕事のルール (PHPビジネス新書) – 2007/10/1布施 直春 (著)

私はこじんまりとした労働組合に所属している。労働条件を改善するために活動している。労働基準法は組合人にとってバイブルのようなものだ。

~不利な立場にある会社員が自分の身を守ることができるよう使用者が守らなければならない労働条件の最低基準を定めたのが労基法

労働基準法を使って自分の身を守ることができるのだ。

~労働者にとって「雇用労働」とは労働力を提供するその対価として、それに見合う賃金を得ることに他ならない。~

自分は労働力を提供している。その対価としての賃金を得ている。もっとお金がもらえるのなら時間外でも働くが、そうでなければ、無償で提供するつもりはない。

~労働契約を結ぶ際、使用者は次のことを労働者に明示しなければならないと義務付けられている。…労働条件は文書に書かれたものを明示してもらうようにしましょう。~

~職場ごとに労働条件や職場で守るべき決まりを定めたものが必要となります。それが就業規則です。~

私は、労働条件が書かれた文書をもらったのだろうか。どうやって労働契約を結んだのだろうか。就業規則は自分にどのように伝えられたのだろうか。どれも明確に答えられない。「今さら…」という感じである。

組合人として、労働者として、それが分からないのは情けないと感じる。