映画『TENET テネット』

TENET テネット (2020)TENET 監督 クリストファー・ノーラン

市内の映画館で観賞。この作品の予告編はもう飽きるほど観させられた。その分期待は高まっていたのだが、某サイトの評価はイマイチ。だから鑑賞を先延ばしにしていたのだが、本日、過重労働のストレスをいち早く解消せねばと、鑑賞を決意した。

内容はかなり難しいです。「時間の逆行」がなぜ起こるのか。それによってなぜ世界大戦が起こるのか。そして彼らは何のために闘っているのか。どこへ向かっているのか。そういったことが腑に落ちないまま時が流れていきました。

それでも最後まで目が離せなかったのは、映像が逆行のシーンと、全体に横たわる緊張感、統一された感のある色調など、「他の映画とはちょっと違う」と思わせるものがあるのです。わからないまま最後まで観続けて、自分なりに納得できるものがあって、そこに少なくも感動が味わえます。

歌だって、本だって、そして映画だって、難しいものってあるよね。でもやり終えての達成感ってあるよね。観てよかったと思える映画です。