読書『老いの整理学』Ⅳ

「風のように~」という言葉が目につく。

~いつしか風のように読むのがいいと考えるようになった。さらっと上辺をなでるように読む。それでけっこうおもしろい。~

~風のように読み、風のように考えれば、人間が一皮むけるであろう。風のように生きれば年を取って衰えることが少ない。気力、知力は増進するかもしれない。~

~「日々にわれわれは賢くなりゆく」には風のように生きる必要がある。こだわりがいけない。ストレスを溜めるのはもっといけない。~

ことさら人に強い印象を与えようとしたり、いつまでも一事をくよくよと考えていてはいけないのだろうな。

そして「動く」ということも取り上げたい。

~年を取ると病気になりやすい。若い人に比べて汗をかく機会が少なくなっているのも隠れた原因である。~

~動くところはすべて動かす必要がある。それによって活力が生じる。~

~流れる水は腐らない。動き回るものには老いがゆっくりでいつまでも年より若いと言われる。~

私は、毎朝ジョギングを日課としている。余裕があればラジオ体操もしている。老いてゆくと、体を動かすのも少しずつ億劫になってしまうのだろうな。「動く」では足りない。「動き回る」くらいはちょうどいいのかもしれない。