読書7-8『玄冬の門』Ⅱ

このような意識が大切だとは思う。

~「こういう高齢者が増えるのならば、自分たちの理想だ」と若者たちが思えるような高齢者像を作らなければなりません。~

裕福な高齢者とか、悠々自適な高齢者など考えがちだが、そうではない。

~それにはやはり自立心です。自分は自立して生きていくと心に決めて、むやみやたらと若い連中との間に連帯を求めない。~

自立心に富んだ高齢者だということだ。日本は超高齢社会である。ただでさえ、若者は高齢者のために社会保障などの負担を強いられるのだ。できないから、老いているから、と頼られたらたまらない。

~一人で生きていく犀の角のごとく独り歩めという覚悟が大事なのです。自分が孤独で不完全なものだから他人にそれを補完してもらおうというような考え方は、これからは無しにした方がよい。~

自立して生きていくということが大切である。もちろんそうであるのだが、「他人のためになる」「人の役に立つ」という意識が必要なのだと思う。自立心がなければ、人の役になど立てないと思う。だから目標は大きくしておくべきだと思う。(R4.12/18記)