映画『ANNA/アナ』

ANNA/アナ (2019)ANNA 監督 リュック・ベッソン

仕事を1時間切り上げて職場から直接向かう。本作品は近隣では上映されておらず、なじみの薄い映画館で鑑賞した。ゆえに私には珍しく正規の値段で鑑賞。

「レオン」「タクシー」「トランスポーター」など数々の名作を生み出している監督である。そして某サイトの高評価(4点以上)。遠くても、平日でも、年休とっても、観に行かなければ、という思いを抑えきれなかった。

私が初めて監督作品を観たのは「ニキータ」だ。物凄い映画だったが、なんと30年前の作品である。映画を観ながらも本作品とどうしてもカブってしまった。高評価を得ているが、そこまで期待してはいけない。私が持っている高評価の概念「感動」は、本作品ではそれほど得られない。

スパイは騙すのが仕事。それがよくわかります。KGBなどのスパイ活動は国を背負っての仕事だが、プレッシャーとかは相当だろうな。絶えず死と隣り合わせというか、心休まることがないのだろう。だからこそ激しく求め合うのだろう。

ヒロイン以上にヘレン・ミレンに心を奪われた。「黄金のアデーレ」以来、彼女に惹かれている。彼女は瞳で演技をする。瞳の動きで感情を伝えられる。もしかしたら「ニキータ」からの30年の進化はサブキャラの登用にあるのかもしれない。

ネームバリューある監督の作品なので裏切りません。アクション満載、ハラハラドキドキの映画です。