ビジネスエリートの新論語 (文春新書) – 2016/12/9 司馬 遼太郎 (著)
司馬遼太郎と言えば歴史小説。彼の作品は分厚くて、手が出ないな。私は200冊以上読破してきたが、その中で小説というジャンルはほとんどない。彼の新書が売られていたので読むことにした。
本家の論語も「義を見て為ざるは勇なきなり」とか「義」が出てくる。「義」とは人としての正しい行いだ。正しい行いができないってことは、勇気がないってことなんだ。
～義ヲ先ニシ利ヲ後ニスル者ハ栄ユ。（大丸店祖 下村正啓）～
～「仲間道」としてはこちらから最初に裏切らないこと、これが第一要件として入る。次に、これもこちらから陰口を言わないことによって、ある程度防げる。さらに仲間が困っているときは、進んで義に勇むことが大事だ。～
困っているときに義って、助けるということか。勤務時間が過ぎたらすぐに帰る私は、困っている仲間を助けるなんてなかなかできないな。でもチャンスがあったらできるように、その心構えだけは持っておきたい。
