読書『「すり減らない」働き方』Ⅳ

「時間の主導権」という言葉が出てきた。

~以前ほど精神的な忙しさは減った。それは、自分自身が「時間の主導権」を取り戻したことです。「時間の主導権」とは何か。それは時間の使い方を自分で決められるかどうかということです。~

私は「時間の主導権」を取り戻しているだろうか。時間の使い方を自分で決めているという自覚はない。ただ、私に与えられた時間は、7時間45分という勤務時間。泣いても笑っても、私にはそれだけの時間しか与えられていないのだ、と思うようにしている。

その中にできるだけ詰め込もうとしているから精神的な忙しさは減ってないかもしれない。だが、勤務時間を過ぎれば解放される。精神的な負担は減ったといえる。

~会社員であっても時間の主導権を取り戻すことができるのです。そのためには必死の抵抗が必要です。せこい努力も必要です。仕事をさっさと終わらせることも。~

ちなみに今日は夕方の休憩時間は、職場の周りをジョギングした。自分で決めているコースを走ったら20分かかった。職場を出てしまえば、絶対に休憩できる。

~自分自身が時間の主導権を取り戻したならば、これからの会社と社会に関心を持ってください。ズバリ忙しくない会社と社会のつくり方。これに私たちは挑戦しなければなりません。~

私にはまだ、忙しくない職場や社会を作ろうという気概はない。なぜだろう。仕事にどう向き合うかって、簡単に割り切れるものでもない。

~忙しさに負けないために、私たちは今日も前に進むのです。時間を普通の人間の手に取り戻しましょう。時間を我らに!~

それでも、最後の言葉には、なぜか励まされてしまう。