映画『愛がなんだ』

愛がなんだ (2018) 監督 今泉力哉

どんな映画でもよかった。私の仕事が本腰になるのは来週から。そして劇場鑑賞に飢えている。勤務が終わるや否や飛び出し、隣の市の映画館に向かった。

この作品、少し時期外れだと思うでしょう。そう、「特別上映」として上映されていた。だから料金は1100円。某サイトの評価は高くないけど、「特別」にされる理由があると思って鑑賞しました。ちなみに客はわたしだけ。

映画を観るというより眺める。そんなふうにゆるく観ても、登場人物の機微がよくわかります。ヒロインの表情の一瞬からでも、恋愛の思いや迷いを知ることができます。奇想天外なストーリーではないので、ヒロインに感情移入したり、感情を探ったりと「心」に集中できます。

老年の私からすれば、「もっとホンネでぶつかり合えばいいのに。最近の少子化や未婚の増加は、それができないことが原因なのか」と思ってしまいました。

振幅は大きくありませんが感動のシーンもあり、こんな映画も「アリ」と思いました。

観終わってロビーを通ったら、だれ一人いない。まだまだ自粛ムードは開けませんね。