読書『会社が嫌いになったら読む本』Ⅴ

この本も、今回で最後にしたい。

~短期的には苦しい時期や「心の定年」のように思い悩む時期があっても、結果として充実したキャリアや人生にたどり着けばいいのである。現在が充実すれば過去のイメージはいくらでも作り直しができる。50歳からでも十分間に合うというのが多くの転身者の話を聞いてきた私の実感である。~

私はもう充実したキャリアにはたどり着けないが、充実した人生を目指すことができる。50歳からでも間に合うというのは、言い換えれば、50歳からが勝負ということだろう。

~休職を経て会社に復帰した私が求めていたのは、どうすれば組織の中で主体的な生き方ができるのかということだった。~

私は休職を明けて復帰したとき、二度と自分の時間を仕事に奪われまいと思った。要するにサービス残業をしないということ。

あらためて「主体的な生き方」って何だろう。きっと仕事に追われたり、忙殺されることがない、ということだろう。私は主体性を「時間」の切り口でしか見ていなかったが、中身ももっと意識しよう。

~たとえ役員や管理職に出世できなくても、たとえ会社の表舞台でスポットライトを浴びることはなくても、私たち一人一人は、自分の人生では間違いなく主役なのだと確信できた。話を聞きながら「この世の中、まんざら捨てたものではないな」と何度もうなずくことができた。~

「まんざら~でもない」というワード、誰かも言っていたな。