読書『何のために働くのか』Ⅲ

~「やはりこの人は立派だな」と感じる人はおしなべて謙虚である。幅広い人脈を持ち、さまざまな意見を聞くために自ら足を運び、頭を下げることを厭わない。また、向上心が強く、時代の変化をつかむため、自分から情報源にアクセスする姿勢も共通している。必ずといってよいほど研究会や勉強会など自分のネットワークをもっている。~

私は休職する前、全国規模の教育研究サークルに所属していた。「よい授業をしよう」「よいクラスを作ろう」という思いで。だが、そんな努力をしていたことでかえって自分の首を絞めていたような気がするのだ。今や、私はそんなネットワークから降りてしまった。もしかしたら、そんな態度こそ「謙虚」とは真逆なのかもしれない。

~自分の額に汗して、靴を履き潰して動くこと。相手の目を見て話しをして、自分を評価してもらい、生身の人間を動かすことーアナログだと思うかもしれないが、それが「働くということ」なのである。~

この文に妙に納得。私は、成果など二の次でいいと思っている。勤務開始から終了まで、自分の中のベストであればいいのではないかと思っている。著者はそんなつもりで述べたわけではないのかもしれないけど。