読書『時間の作法』Ⅱ

 

単に効率的な時間の使い方の本なのかなと思えど、そうではなかった。筆者の仕事観が出てくる。

~毎回違う授業をするというのは大変な努力が必要ですが、それが仕事です。努力なくして、仕事で成果は得られないということです。目に見えない努力が必要で、たとえ90分の講演であったとしても、聞いている人に満足してもらうためには、その十倍の900分(15時間)の努力をしなければならない。~

耳の痛い話だな。我々は毎日45分×6の授業を行う。270分だ。筆者の言うような努力をしていたら体がもたない。ここは聞き逃すしかない。
~楽をして能率よくやろうというよりも、いかにして自分の能力をフル回転させて活用するか、それを考えるのが、最大の能率の上げ方です。~

私は、楽をしよう、効率よくやろうとばかり考えていたが、そうではないんだな。自分の能力をフル回転させる方法を考えないと。