読書『就職とは何か』Ⅲ

労働基準法についていえば、その目的は「労働条件は労働者が人たるに値する生活を営むための必要を満たすべきものでなければならない」という趣旨から、賃金や労働時間などの労働条件の最低基準を定め、それを使用者(企業)に遵守させることにある。~

表立って、闘争心むき出しになって闘うつもりもないが、私は自分の人たるに値する生活を守っていきたいと思う。

私にとって使用者とは、管理職や市教委となるだろう。彼らも遵守する気がない、とは思っていない。(だから敵対しようとは思わない。)ただただ今まで抱えていた荷物から、さらに重荷を与えられて、それがてんこ盛りになってしまっているのだ。

文科省は新たな教育課題に気づき、その解決策をトップダウンで末梢の学校へ行き渡らせようとする。末梢の学校は、保護者、地域、伝統などのしがらみを捨てられず、結局すべてを抱え込む。その弊害がブラック企業化として表れている。

本来なら管理職が労務管理においてもリーダーシップを発揮するべきだが、彼らにはその能力も関心もない。労務管理においては無法地帯なので、「どうぞご自身でやってください」と個々の教員の判断に任されている。

私は何をおいても勤務時間は遵守する。その中で優先順位をつけて仕事をするようにしている。

~労働者を保護するために労働法は定められています。労働法について知識を身につけておくことが、みなさん自身の権利を守ることに繋がります。~

労働組合は、一人一人では弱い労働者が数の力で雇い主に対抗するための団結の組織である。~

これすらも知らずに労働組合に入っている人が大多数だ。というより、入らされている、というのが本当のところだろう。