読書『落ち込んだときに元気になる考え方』Ⅲ

 

人間の悩みのほとんどは、人間関係によるものだ、といったのは確かアドラーだったと思う。

ーコミュニケーションで最も大切なことは、テクニックではなく相手に好意を持つことです。ー

他者との関係の次に、壁にぶつかったとき、困難が立ちはだかったときの考え方が書かれていた。

ー問題が起きたら「チャンス!」と言ってみるだけで気分転換になり、イライラを減らすことができます。同じように大きな問題が起きたら「このときを待っていたんだ」と言ってみます。やる気が出てきます。すごく疲れたときは「これを味わいたかった」と言ってみます。これだけで気分が大きく変わると思います。ー

こういう風に言えたら、本当に強い人だよね。すべてを前向きにとらえよということだ。著者のこの強さは、どこから生まれてくるんだろう。

本当に余裕が無かったら、こんなこと言えないだろうな。だから、余裕があるときに、言っておくことだろうな。そう形作っておくことだな。

ー大切なことは仕事の内容よりも、仕事の意味や意義を見出すことです。そのためには、常に「これは一体何のためにやっているのか」と自分に問いかけることが必要になります。ー

自分がやっている仕事のすべてに意味があるわけではない。だが、「問いかけている余裕がない」というのが正直なところだ。一見無意味な雑務も問いかけることで意味を見出す発見があるかもしれない。