読書『落ち込んだときに元気になる考え方』Ⅱ

 

今一つ、著者の言葉が心を動かさなかった。それは、自分が今落ち込んでいないからだろうか。それとも、成功とか達成とかを求めなくなったからだろうか。

内容は、他者との関係づくりに移っていく。

ー「相手を大切にする」というのは具体的にどうしたらいいでしょうか。それは「感動すること」、さらに加えて「相手から学ぶ」「相手に貢献する」「相手に尽くす」ことです。-

「大切にする」っていう言葉、よく使うけど、具体的によくわかっていないことが多い。

ーお互いの関係を改善するためには、相手に期待する気持ちを切りかえて、その相手に感謝できることを見つけ出すことだと思います。なぜならその人は、自分が他人に感謝する気持ちが足りないことを気づかせてくれているのですから。ー

ー他人に勝つ、負けるといった競争の概念は必要ありません。競争は昨日の自分とするもので、他人は支援する対象と考えます。ー

以前まで、私は無意識に競争していた。正直「負けず嫌い」だった。それをエネルギーにして努力していた。「他人と競うな、他人を助けろ」ということか。

ーそもそも成功とは、他人からどれだけ感謝される存在になるかということであり、幸せとは、周りの人間と一緒に共有するものなのです。ー

幸せは、自分一人で完結するものではない。他人、周囲とのかかわりで存在する。他人との良好な関係がなければ、幸せもあり得ない。その関係は、相手への感謝や支援、貢献で構築される。