読書『 アドラー珠玉の教え 自分の人生を最高に生きる77のヒント 』Ⅸ

勇気づけの次は、他人への視点だ。

~人生を幸せに生きる条件とは、一つは自分のもっている能力を発揮できることであり、もう一つはそれが他人のためになっていることである。人生の幸せは、人に与えたものが自分のもとに返ってくるようにしてもたらされるものなのだ。~

自分はいつも自分のことばかり考えてしまう。自分は、どれだけのものを与えられるだろうか。まだまだ十分に与えられていない気がする。

~自分のことばかり考えていないだろうか。奪う人、支配する人、逃げる人、これらの人は幸せになることができないだろう。自分だけでなく、仲間の利益を大切にすること、受けるよりも多く相手に与えること。それが幸福になる唯一の道である。与えよ、そうすれば与えられるだろう。~

言い訳になってしまうのだが、私はほぼ勤務時間しか職場にいない。そうすると、私は同僚にほとんど何も与えることができない。勤務時間の中で、他人に与えられるものなんて限界がある。

~苦しみから抜け出す方法はただ一つ、他の人を喜ばせることだ。自分に何ができるかを考え、それを実行すればいい。他の人を喜ばせることは立派な貢献なのである。~

今の働き方で、他の人を喜ばせるなんてできるだろうか。せめて謙虚で、威張らず、控えめで、主張しないことを心がけるぐらいしかできない。