読書『生きる意味』Ⅱ

徐々に「生きる意味」の本題に入ってくる。

ー世界とは効率性の追求のためにあるのではない。自分が何を愛するのか、世界の何と「愛」でつながることができるのか、そのことを見出さなければ、ぼくはこれから生きていくことはできないんだ。ー

学校現場でも効率性の追求に巻き込まれている。効率的か否かが、子どもを指導する上での価値基準となっている。その子が何を愛するのか、世界と「愛」でどうつながるのか、それを見出す助けが必要なのに。

ー私たちはどうやって生きる意味に気づくのだろうか。「ワクワクすること」「苦悩」の2つの感性を研ぎ澄ますことから始まる。ー

ー「ワクワクすること」「生きてる!という感覚」は私たちの「生きる意味」の中核にある。それはまさに「生命の輝き」を実感する一瞬であり、私たちが自分自身の「生きる意味」の創造者となる一瞬である。ー

ー苦悩とは現実の自分と「ワクワクする自分」との間のギャップから起こるものだ。現実に私は苦悩しているという場合、その自分が本当に何を求めているのか、どんなことにワクワクするのかが逆に分かってくるのである。ー

苦悩があってこそ、ワクワクすることがわかるのだ。だから苦悩というものを遠ざけてはならない。