読書『はじめのいっぽ』(ひろはまかずとし)

はじめのいっぽ PHP文庫 文庫 – 2004

我が家のトイレには、著者の「日めくり」が掲げてある。ちなみに、その隣には、相田みつを。もしかしたら、これって結構定番なのではないでしょうか。

ーどこから見ても明るく見える人は、まず例外なく、いろいろなことに対してひんぱんに感謝の思いを口や態度に表します。「ありがとう」をよく口にします。そして何かにつけて、よく感動します。感動させていただいたことに対して感謝する。その両方を、毎日何度となく繰り返すうちに、自分のことが好きになっていく。ー

感謝の言葉を失ったとき、きっと思い上がっている。

子どもの成長に対して感動の言葉をよく口にする同僚がいる。私は、なかなか感動できない。心底うらやましいと思う。自分は、まだまだなんだな、と思う。

ー人は何かを愛するために生かされているわけです。何かを思い切り愛してこそ生かされていることの大切さに気付くわけです。人の一生というものは思うようにならないことの連続だと言う人がいます。単に「思いようが間違っていただけにすぎない」と考えます。ー

仕事で自己実現できる、と思っていた。仕事に打ち込めば、何か大きなものが得られると思っていた。だが、その、思いようが間違っていたのだ。